逗子市 H邸
POINT | ご夫婦は、最初にご来社された時はご入籍前でした。そして建物が上棟するタイミングでご入籍を。とてもお幸せそうだったことが印象的なお施主様でした。敷地は、北斜面の山の上の敷地。担当スタッフが最初に想像したのは、逗子の街を見下ろすロケーションをいかに活かすかということでした。最初に現地に赴いた際、桜が綺麗に咲いて眺望がすごく良かったことを覚えています。そして当然ながら、お施主様も北側に開いた建物を望んでいました。 北側が段差のある斜面になっていて、1階・2階ともに最高の見晴らしが得られるのですが、敷地が三角形であることから、できるだけ生活のしやすい整形を保ちつつ、最大限北側のロケーションの恩恵を受けることのできるプランを考えることが大きな課題でした。 住宅の設計のセオリーを超え、北側にのみ最大限開いた、明るく開放感のあるプランができた瞬間に、お施主様の思いと完全にリンクできたと感じました。 とくに玄関を入った廊下の先のFIX窓からの外の景色、和室からの逗子の山並み、2階のLDKやデッキからの眺望は、1年を通して見飽きることがないと思います。内装については、あまりシャープな印象は好まれず、素材感のある落ち着いた空間を望まれました。離れのような存在の和室の壁はお施主様自身が珪藻土で仕上げられ、思い出の印が刻まれています。 |
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